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不登校は手段に過ぎないから...にちょっと苦言

2018/03/19 心理学 母として思うこと

 

不登校は「目的」を達成するための「手段」に過ぎない

そしてその「目的」とは(本人にほとんど自覚はないけれど)

親の愛情への欲求にほかならない

 

だから

何が嫌なの?

何があったの?

という原因追求は意味がない

親がガッツリ愛情をかけ直してあげること

眼差しを注ぐこと
時間や言葉を出し惜しまないこと

が必要
そうすれば…

というのがわりと

主流?の考え方のように思います。
 

 

でも!
私はこれに少しばかり反感を覚えてしまうのです。

愛情不足??

そんなわけないでしょう。
 

 

子供に愛情を感じられない親御さんというのも確かに存在しますが

そこには「不登校問題」は発生していないはずです。
なぜなら

その親御さんは

お子さんが学校に行かなかろうが、部屋から出てこなかろうが

それを「問題」だとは感じないはずだからです。

 

「愛情深い親」だからこそ

学校に行きたくないと言う子に

友人関係は?

将来は…

と身をよじるように苦しむのです。

不登校や引きこもりを

「問題」だと考えるのです。


それなのに
愛情が足りないってねえ…;;
これ以上親をいじめないで欲しいもんだと思います。


 

priscilla-du-preez-149914-unsplash.jpg

 

 

 

なぜ不登校になったかの原因追求にはあまり意味がない

という意見には賛成です。

それはきっかけに過ぎませんから。
見えているものにはあまり意味がない、とも思っています。

 


それから
本人にあれこれ指示したり、教えたりするよりも

親や家族から変わることが早道!というのにも

共感できます。


でもだからといってそれは

お父様が
「ああ、優しい言葉かけが足りていなかったのか」と自分を責めることでもなく
お母様が
「仕事を辞めて子供と一緒の時間を作ろう」とすることでもありません。
無駄口嫌いなお父さんと
お仕事を一生懸命やるお母さんに
愛情が足りないなんて
子供が思うもんですか!!

急ぐべきなのは
愛情不足では?育て方を間違ったか?などと
ご自分を責めることをストップして
お父さんは「なぜ僕は無口にしているんだろう」とか
お母さんは「何を目指して仕事をしているのかしら」というような
自分自身の見つめ直しをすることです。

そのことによって
お子さんや学校や社会に対する視力のようなものが
違ってくるはずだからです。

そして、それと同時にすすめなくてはいけない、

この子にとって

学校という環境がこの先必要なのか(ならば戻れる手伝いが必要でしょう)
そうでない可能性もあるのか(どんな手段があるか見つけれる手伝いがいりますね)を
見極める作業も上手く進むようになります。


 

◯ヶ月以内に学校に戻します!

とか
学校なんかには行く必要ありません!
とか
さまざまな情報が飛び交う森の中で
自分と子ども両方の「この先」を見つめられる眼を持ってください。


親業はあっちこっちを見なくちゃいけないんで
別の眼や手があると便利ですよ。
お手伝いします。

 

 

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