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フリースクールについて確認すべきこと

2019/06/21 体験談 教育

以前にも書いたことがあるのですが…
「フリースクール」というものについて
また
少し整理してみたいと思います。

 

 

小学生年齢では

割と手厚く行政や学校が支援をするようになっていますが

ティーンの時期になると

ぱたっとその役割が親に任されることが多いのです。

 

 

学校に行かない、という、

じゃあどうする??
何もしない、どこにも所属しないのは不安、

フリースクールというものがあるらしい、

親はそう思いますが

(自分の経験からですが)

下手なところに入れても

「フリースクール拒否」が始まるだけです;;

 



以下は
私なりの分析なのですが…
いわゆるフリースクールと呼ばれるものには

様々な形があります。
まあ、
そういう意味でFREE(規定のない)なのですからね。

とはいえ、なかなか高額を支払うことにもなりますので

親としては
いろいろ見極めたいところだと思います。

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1 目指すところの違い

 

タイプA

 

学校に戻ろう、もしくは

学校に行かなくても受験をして大学進学しよう、

という目的を持ったところ、

あるいは

いわゆる平均的な感じからは少しはみ出しがちだけれども

そこを修正して

できるかけ「普通」に近づいて行けるようにしよう

それが幸せへの道だろう

と考えるところ。

公的な療育的施設はこうした価値観に基づいているように思います。

 

 

タイプB

 

学校に無理に戻ることはない

自分なりの力や人生を見つけていこうとするところ、

があります。

学校を拒否する感性や
独特の才能を評価して

それを伸ばす形で社会に対応していこうとします。

生きる力、を伸ばすといった理念が謳われることが多いように思います。
 

UniversityBuilding.jpg

 

2 時間を過ごす環境の違い

 

タイプC

勉強が中心。
みんな揃って、同じことを、という日本の学校システムではなく

本人の都合に合わせればいいのだ、というスタイル。

机と椅子、学習教材、それを指導するスタッフは揃っていて

いつ来て、なんの勉強をするかは比較的自由に決められるという形。

通信教育、単位制校、家庭教師などもこちらに分類されるかもしれません。

FourBoy.jpg

 

 

タイプD

学校を拒否する感性や
独特の才能を評価して

それを伸ばす形で社会に対応していこうとするところ。

自分の興味のあることを時間や場所の制限なしに追求することに

協力する形。

興味の対象を広げたり、

視野を広くする為に

体験型学習や自然の中での暮らしをしたりするところもあります。

 

 

 

 

 

それぞれの形がクロスして
(AC BDなど)

いろいろ「フリースクール」ができているわけですが
もちろん、

いいところもあれば、
悪いところもあるわけで。

 

 

 

公的機関にありがちなタイプAは

学校の校舎には行かないけれど
元学校の先生だった人が
決まった時間に決まったことを
少人数に教えるだけです。
学校が好きになるとも、
違う世界が見えてくるとも思えませんね。


ここにいたら

何をしていても自由だよ、と一日中フリーなゲーム三昧を容認するところ、もありました。
(まあ、一日中ピアノを弾いてる、っていう子もいましたけど)
何事も強制させることがない経験をさせるのが大切なんです、と
スタッフの方はおっしゃいました。


塾のスペースをそのまま使って
いつ何を勉強しても自由だよ、という「フリー」を売りにするところもあります。
よほど、勉強や受験に興味のある子でなければ…行きませんよね、きっと。

(私が見学に行ったこうした形式のところの一つには

休憩室にゲーム機が置いてありましたけど…

自分でちゃんと時間管理ができる立派な不登校の子がいるんだなあ、とちょっと嫌味を込めて;;)

あ、あとは
学校を拒否した君たちは宇宙からの使者なんだよ、と
熱く語る理事長さんがいらしたり、とか。
(とんだ宗教まがいでした;)

 

 

みんな実在します。


同じ発達障害でも
決まったスケジュールで予測のつく時間に、
おなじみの顔ぶれが出てきて過ごすことが安心なタイプには
いつ何をしても自由だよ、と言われるのは
苦痛でしか無いはずです。

逆に
時間的にも空間的にも拘束されることがいやで
自分のペースを守り続けたい子もいます。


それぞれにあった形のフリースクールを
選びましょう。

幸いなことに
選択肢はかなり増えています。





まず、
お子さんの様子をみてください。

お家の生活に退屈していますか?

勉強、もしくは何か別の体験をしてみようという精神的な体力的余裕が見えていますか?

 

それなら「フリースクール」を考えてもいいでしょう

 

その上で

 

週に何日かでも「通う」ということができるか

合宿、というような対応も可能か


ことを検討してください。

(家庭教師や通信教育ということもあり得ますので)

 

 

あとはそれぞれのご家庭の価値観や将来の展望です。

やはり大学進学ということを考えたい、のか
自分を自分として認めて生きていくことを学んでほしい、のか

 

これで
かなり選択肢が狭まったかもしれません。

 

 

 

ただ、どうかお願いしたいのは

実際に行ってみて、できるならしばらく体験して決めてください。

 

そして、

メンタルのサポートがあるかどうか

の確認をわすれないでください。


カウンセラーがいます、と言っても
別料金、別システムの予約で
ラチがあかない、という思いもしましたし
資格のある無し、よりも
カウンセラーと本人の相性が一番重要になります

うわあ!
めんどくさいですねえw
フリースクールに入れちゃえばなんとなる、って
思ってませんでした?
(私は思ってました)


めんどくさいこと、
一緒にやりましょう!!






 

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